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ろう者と示談with手話

ろう者と示談with手話

ろう者の方が交通事故で車にはねられた場合、仮に裁判をすれば500万円以上もらうことができる場合でも、任意保険会社が提示してくる金額が5万円というようなケースもあります。そして当社の「任意保険基準は5万円」なのですが、もっと色を付けて7万円にします、というような誘い文句を言ってくるケースもあったようです。軽々しく示談に応じないで専門家、つまり任意保険会社との交渉に長けた弁護士などに相談することをおすすめします。今回の例のケースでは裁判で500万円保障されたとして弁護士の先生への報酬や裁判その他の費用などで200万円がとられたとしても、手元には300万円が残ります。一方軽々しく示談に応じた場合には5万円や10万円というようにより少ない額しか残りません。ただし、ろう者や聴覚障害者にはこういった情報もなかなかきちんと伝わっていないのが実情です。そのギャップを手話でうまく伝えることができたらよいのですが・・。実際に私自身が過去の話としてあるろう者の方から交通事故の被害者になったときのことをお聞きした時にも「この方は情報がうまく伝わっていないために損をされたのだなあ」という複雑な思いをしたこともございます。今回の件でもっと詳しく細かい話を知りたいろう者の方がおられましたら、いつでも私のところまでご連絡いただけたらと思います。

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2011年度手話の会研修会『ボランティアについて』

2011年度手話の会研修会『ボランティアについて』
グループ討議
2011 年度の手話の会研修会では「ボランティア」について考えました。
手話経験年数でグループに分かれ討議を行いました。
以下は、その場での発言を簡潔に記したメモですので、わかりにくい表現もありますが参考資料としてご覧く
ださい。
≪1年~2年グループ≫
ボランティア
・ボランティア言葉が一人歩きしているようだ。
・ろう者に対してのボランティアが一般のボランティアと違っていた。
・一般のボランティアは相手の為にすること。
技術
・手話が出来ずに話せなくて悩んだ。
・コミュニケーションには手話が必要、技術の習得が必要だと思って習った。
・ろう者の生活を含めて技術も覚える。
例会・サークル
・例会に参加するのは楽しい。
・ろう者の方が例会に参加するのは生活の一部なのだろうと感じた。
・会話の途中でわからない時に聞くタイミングがわからない。わからない時にすぐ聞く。
生活
・ろう者の気持ちになって考えてみればいい。
・ろう者にならないと彼らの気持ちが分からないというのはおかしい。
その人の気持ちを教えるのが大事。
・身内でもろう者を無視して会話をしていた(手話ができないから)。
・ろう者に対する知識を深める。
・知識は後からついてくるから、まずふれあいなさいと言われた。
・口話だけの生活。家族が手話を覚えられなくて。
≪3年~5年グループ
・会話の途中でわからない時に聞くタイミングがわからない。わからない時にすぐ聞く。
生活
・ろう者の気持ちになって考えてみればいい。
・ろう者にならないと彼らの気持ちが分からないというのはおかしい。
その人の気持ちを教えるのが大事。
・身内でもろう者を無視して会話をしていた(手話ができないから)。
・ろう者に対する知識を深める。
・知識は後からついてくるから、まずふれあいなさいと言われた。
・口話だけの生活。家族が手話を覚えられなくて。
≪3年~5年グループ≫
技術
・思いを伝えるために技術がいると思う。方法?
・子供(生徒)の手話が読み取れない。
・ろうあ者同士でも手話が違うと通じない。
・付き合う事は大事と思った。
・一緒についてまわると覚えられると思う。
・ろう者の背景を知ると通じる。
・勉強せずとも読み取れる。
・ギャル手話。若いろう者と知り合うには?
・区をとっぱらって福岡市として通訳の勉強ができないか?
・通訳士の資格を取ったら生活していけるのか?→(回答)福岡では残念ですが、無理です。
・例会に行っても手話を使わない。
・ろう協に入っていないろう者を集めた講演会はできないか?
例会・サークル
・勉強って何してるの?
・要求がバラバラ。
・単語を使って会話。
・ビデオ読み取り
・忙しいといけない。人が少なく担当が大変。
・ゆうれい会員が多い
・巻き込んで連れてくる。
・同期系列でメール連絡。参加しやすい。
・集める方法は?通訳士いる→勉強。ろう者→ゲーム。
・若いろう者はろう協は入っているが例会には来ない。
・同世代の人がいると、楽しく例会に参加しやすい。
・~をしなければいけないではなく、和気あいあいとして間口を広げよう。
・例会参加の時、ろう者の隣に座るように心掛けている。
・手話の会にはいろいろ目的があって入会した。
・通訳者・ボランティアどちらを選んでもいいとろう者に言われた。自分はそれで続けている。
・仕事との両立、役員決めの問題。
→役員になってみんなの気持ちがわかるようになった。→楽しくなる。
→会の内容を変えたいと思い、役員になった。
・入門後はいろいろ誘われ嬉しかったが、そうでない人もいる。目的の違い!
・期待が大きすぎる。負担になってやめてしまう。
生活
・深い付き合いがなかなかできない。
・自分の思いのみ言い過ぎると信用してもらえない。
・学校で手話を教える時代になってほしい。
・若いろう者(難聴者)が、手話を必要としていない。
役割とは何か?
・「ボランティア」とはなにか?を学ぶ場が欲しい。
・あまり意識したことがない。自分も楽しんでいる。
・手話ができて良かった。業者が家にいた時、その中にろう者がいて会話ができた。
・手話の会でつなぎ役ができないか?
・手話の会に求められていることは何か?
・難聴者とのコミュニケーションとして手話を学んでいる。
≪6年以上グループ≫
技術
・ろう運動をされてきた方の話をきいて、おかしい時はおかしいと気付く知識が必要だと思った。
・必ず手話を使っ≪6年以上グループ≫
技術
・ろう運動をされてきた方の話をきいて、おかしい時はおかしいと気付く知識が必要だと思った。
・必ず手話を使って話をするが、手話がわからない時の使い方表し方、聞き方の工夫をすると技術も上がる。
・入門修了生などの受講生が手話の会に入らないこと。基礎受講生で、手話の会に入っていない人もいる。
・手話の会に入って技術の向上がめざましい。
・ある程度の技術を持つとろうあ者との話ができて手話に目覚めることもある。
・手話がなかなか覚えられないが、交流会などに積極的に参加する。困ったときの先輩からのヒントは、とて
も後々の力になる。
・聴覚障害者の数に対して通訳者が足りないので、ついつい個人に頼むのでは?
→ろう協としては、ろう者に注意します。
・必ず今のルールでは、権利とか財産・命・生活の簡単な通訳はダメとなっているが、生活の簡単な通訳があ
っても構わないのではないか。
・技術が必要
例会・サークル
・どの支部も、会員数、例会参加者数が減っている。若いろうあ者の参加もいない。
・We Love パンフなど、すべて決まってから手話の会に下りてくるのはおかしいのではないか。どういう方法
で、みんなに知っていただこうなど運動をともにしたほうが盛り上がるので良いのではないか。
・例会の中で、ろう協の会議が行われている時があり、参加者が少なくさみしい。
・例会は何のためにあるのか?ろう者と手話の会と理解が少し違っているのではないか。
・昼間支部には分会がない為、ともに活動する団体が不明確。
・交流の中で、おかしいと思ったことを以前は言わなかったが、最近はいうようにしている。言い方も大切。
・ろう者におかしいと思ったことを伝える際の、伝え方言い方に工夫が必要。『ダメ』という言い方ではなく、
他の言い方をする。『ダメ、ダメ』と教える意識ではなく、例えば『合わない』など言い方を変える。
・行事や運動を一緒にする雰囲気がない為、ろう運動の盛り上がりも少ない。
・ろう協と手話の会が、腹を割って話をする場を作る。
・若いろうあ者のサークル参加について、例会に来ていた人が来なくなる。若い人の意見を分会内で育ててい
ないのでは?例会が面白くない。
・ろう者と手話の会の会員と相互の与え合い(お互いに教える)。
・ろう協と一緒に例会を作り、内容も教える。
・例会の担当について、その日、すべてに任せるわけではなく手話の会も協力する方法。役員同士での話し合
いをしている。
・ろう協との例会づくりで、分会担当の行事はどこまで手伝う?その内容を確認しているか?
・ろう協の例会のほうが、ろう者の参加人数が多い。内容は、実際の暮らしに関するものが多い。
・役員が決まらない!!
・新しい会員に手伝いから入ってもらう。「役」を起因に会自体を辞められても困る・・・。
・手話でスムーズにコミュニケーションがとれるようになりたい。
・目的は、勉強か?交流か?
・新しい会員が増えない。
・新しく入った人への対応を、ベテランの人がしっかり考える。
・例会では、プチ学習などで、始めて遅れてもいいような時間を作っている。
・例会中、常にドアを開けており、入りやすいようにしている。
・家庭の事情で参加できない時が続くと、中に入りにくい。
・以前は、支部だけで決めた内容だったので、ろう者が楽しくなかった。現在は、支部と分会にて三ケ月に一
回話し合っており、皆金曜日の例会を楽しみにしている。会議は、例会以外にしている。例会は交流。
・簡単な単語を出してゲーム的に楽しむ。手話ビンゴは良い。
・ろう者からも意見を出しやすいような雰囲気作りが必要だと思う。
・基礎講座が終わった人が辞めていく。目標がなくなって辞めていく人が多い。
・今日は、健聴者とろう者の関係がよく分かり勉強になった。良くなる様に努力したい。指摘された問題は例
会のあり方にも問題がある。技術ばかりではろう者は面白くない。ろう者との交流を考えることが多くろう
者の参加が多くなる。
・ろう者の立場では会議を聞くと遠慮する。各支部に行きたいけど・・・。
今後はお互いの立場で参加できる内容を考える必要がある(ろう者)。
・例会のあり方を考えるにあたり、今日講話の中にヒントがあった。
・例会のあり方、ろうあ者が楽しめる雰囲気作りが必要。
・例会の中では、知識の勉強が必要。
・ろう協にいろいろ要求するには、例会のあり方を考えたい。声だけでなく、必ず手話で片言でも表す。
・例会ではろう者の楽しみも考えてほしい。勉強だけでは面白くない。
健聴者の気持ちがわかりたい(ろう者)。
・ろう者が少ない。二人のぐらいの参加で一人の時が多い。
ろう者の方を集めるのにはろう協の協力が欲しい。
・例会で、手話アラカルトがあり、冬にある単語を出していく。人差し指を使った単語は多くの人が参加しや
すい。生活に困ったことはないかは、例会の時間では足りない為、場所を変えて交流している。
・昼間支部の例会では、一週目の女性部担当の時は参加者が多いので助かっている。
支部での工夫はどうですか。
・支部活動にはお金が必要。ボランティアをしたいけど、お金が掛かるので・・・、皆さんの意見は?個人的
なボランティアを頼まれてしまうと、線引きがわからない。
・例会で覚えた単語よりもお茶タイムで覚えた。例会の時間が7 時になったら例会をする。
会議は、例会以外にする。毎週20 名は参加がある。
・とにかく辞めないで続ける。
・サークルはいろんな世代の人と交流できるのが楽しい。
・福岡の手話サークルは仲が良い。
・笑顔で迎える。
・休憩しながら続ければいい。
・いろんな話が聞ける=いろんな手話にふれられる。
・一人のろうあ者に偏らず、いろんな方に意見を出せる機会を回したり、お願いするとよい。
・盛り上がった例会
→・カローリング(カーリングのようなゲーム)・もちつき大会・薬剤師を迎えての講座。
・「学習会」というより「交流会」の方が、人の集まりが多い(ろうあ者・初心者)。
生活
・居住区のろうあ者がいない。災害時の支援の仕方がわからない。
・災害時はプライバシーがなくなる。そういう場合にはどうしたらよいのか。
災害時のプライバシーを考える余裕がなくなるけど、今後はいろいろ考える必要がある。
・笑顔で迎える→サークル外の生活にも活きる。
・頑張りすぎる人、まじめな人が辞めやすいみたい。
役割とは何か?
・運動は、女性の立場で声を上げたほうが、スムーズに進んでいく。
・通訳だけがボランティアではない。
・ろう者と一緒に行動すること。
・昨年の災害時の支援に行った他県の行政職員が、個人情報の関係でろう者の名簿をもらえなかったケースが
ある。民生委員などの名簿が必要。地域の中で必要。
・登録していない通訳者に気楽に頼っていたが、昔の話。車イスが倒れた時にそれを見ていた通訳者が助けに
行ってろう者が困ったことあった(ろう者)。
・ろう者の支援の方法がわからない。
・宗教の販売、お金に関する場合ボランティア通訳はしてはいけない94xpweqq@gjdq> 。
・ボランティア通訳には感謝しているが、役割と通訳だけでなく、いろいろなサポートができるはず。知識と
は、ろう者の事を深く理解していることだと思う。
・手話ができなくてもサポートができる。支援とボランティアは違う。・手話ができなくてもサポートができる。支援とボランティアは違う。
・登録通訳者を知らないろう者が多いのか、面倒なのか、個人的に気楽に通訳を頼まれ困ることも多い。
以上は
http://fukuoka842syuwanokai.web.fc2.com/date/2011fukuoka.pdfの内容を引用させていただきました。

私のホームページやブログに対しては九州地方からのお問い合わせやご連絡が多いです。その中の一例としてご紹介させていただきました。

第13回神戸2団体一泊合同研修会参加中

第13回神戸2団体一泊合同研修会参加中

今現在は、交流会の真っ最中です。私自身は少々酔っぱらいながらも手話で楽しくおしゃべりを継続中です。会場は兵庫県神戸市のしあわせの村です。このまま楽しく手話でのおしゃべりを継続して、本日の午前9時からの「交流を楽しみながらのゲーム」である「伝言ゲーム」や「特大オセロ」に参加させていただきたいと思います。今私と手話でおしゃべりをして下さっている方々、またたくさんの参加者及び関係者の皆々様に感謝しながら、まだまだ手話でのおしゃべりを継続していきたいと思っています。よろしくお願い致します。