野菊のように生きる そして あなたを愛してる07 ~地域に生きるある婦人の物語~

皆様、こんにちは。NPO法人ウィズユきたごよう副理事長です。

野菊のように生きる そして あなたを愛してる07  ~地域に生きるある婦人の物語~

今現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにNPO法人ウィズユきたごようの活動は自粛期間中です。ここで、平成時代に創設し、今も続くNPO法人ウィズユきたごようの初期のころのお話しと理事長の考え方なとについて何回かに分けてご紹介していきたいと思います。

   【「生きがいデイサービス」のこと】

「生きがいデイサービス」も、まあ色々あったけど、皆さんずーっと楽しみにしてくれはって、元気やった人が、杖をつくようになって、それでも来てくれはる。

この辺は坂ばっかりやから、歩いて来るんは大変や。

せやけど、ちゃんと身支度して、来てくれはる。

スタッフには、いつも「デイは水商売と一緒や」と言ってるねん。

スナックのママさんは、お客さんに何て言う?

「そのネクタイ素敵やわぁ」って言うやん。

それと同じ。

よう似合てはる、言わなアカン。

そしたら、それがきっかけで、色んな話もできる。

それに、綺麗な色のもん着たら、気持ちも晴れるしね。

せやから、バザーなんかして、残ったアクセサリーとか、置いといて、デイに来てくれはった人に「こんなん似合うに違う?」ゆうて、使てもろたりするん。

そしたら、「ええの?嬉しいわぁ」ゆうて、パッとね、華やかな表情しはるんよ。

そういうのは大事。

利用料は1回400円。それで毎回違う食事作るんは、正直大変。

せやけど、うちのスタッフは大したもんで、同じ献立なんか出したりせぇへん。

今までの献立、全部ノートに書いてあるけど、そりゃ、季節感も栄養も満点。

今頃なんか、食中毒のシーズンやけど、もし指にケガでもしたら、ちゃんと指サックとかして、バイキンが入らんようにして、その辺はしっかりしてる。

プロいうか、好きなんやろうと思う、ここが。

いろんな人に来てもろてる。

トイレ掃除しかできへん、言う人もいるし、お茶いれるしかようせん、言う人もいる。

せやけど、絶対に来て、言うてる。

離さへん。私はね、絶対に離さへんねん。

それで、何でそういうことをするか、その理由をな、徹底的に説明する。

それから、嫌や思うことは、徹底的に話し合う。

ずっと、そうやって来た。

子どもを手放す親は、いてへんでしょ。

それと同じことなんよ。

このシリーズはインターネットで

「野菊のように生きる そして あなたを愛してる  ~地域に生きるある婦人の物語~」

を検索すると出てくる資料からの引用です。

続きはまだまだありますので今しばらくお待ちください。

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