新潟市の手話サークル

新潟市の手話サークル

私は手話入門講座修了後にあるところに参加させていただいています。私がそこで学んだことは、「いつも相手の身になってものを考えるやさしさと思いやり」というものを学びました。「いつも相手の身になってものを考えるやさしさと思いやり」というものは、人として生きていく上で、とても大切なものだと思います。そういうことを学ぶことができたことに私は感謝する毎日を過ごしています。

しかし、他の都道府県の手話サークルその他のメンバーの方々とは、手話カフェや手話喫茶その他でお話しすることはありますが、実際のサークル運営や考え方などについてお話しをする機会はいまのところ少ないです。

たまたま、インターネットで他の都道府県の手話サークルについて紹介されている頁をみつけました。

「新潟市の手話サークル」というタイトルで次のように紹介されていました。

新潟市の手話サークルは分かっているだけで、12の手話サークルがあります。新潟市総合福祉会館を拠点として手話学習の活動をしているサークルは多分4つかな?と思います。手話を教える講師は基本的に無償で手話を教えるのもあって、ろう者の事情に左右されやすいもの事実ですね。一般的に手話サークルの運営は難しいもんです。手話を使うろう者は沢山いますが、教えるとなるとその難しさを感じているろう者も多いのではないかと思います。手話教授法を学んでいるわけではないので、どうしても変な手話の教え方になりやすく、学ぶ人はよく分からなくなっているのではないかと思います。ろう者も大変です。頼まれてやってみたもの、手話を教えるのは難しいと悩んでいます。学習者から、あれこれ質問されますが、答えに悩んでしまいます。

何故かというと、こうした問題にどうしたらいいのか?頭を抱えているんですね。

手話サークルの役員のなり手がいない。(引き受けたら大変)
毎年、会員の入れ替わりが激しい。(いつもの事ですな)
手話の内容がマンネリ化している。(学習部が機能していない)
手話サークルで聾者の参加が少ない。(楽しめないしね。)
手話サークルの行事への参加が少ない(面倒くさいもん)
手話の会話、通訳技術が伸び悩む。(ろう者に聞かれても困りますね)

で、あれこれ、頑張って、ろう者は燃え尽きる。。。

機会があったら、日本語対応手話と日本手話について述べてみたいと思います。

新潟市の手話サークルの続きです。

古い話ですが、全日本ろうあ連盟による手話サークルに関する指針というのがあります。ご参照下さい。
新潟県内の手話サークルはこれに当てはまるサークルが多いだろうと思います。入会する方に手話サークルの目的を説明する事はないと思います。当事者(聴覚障害者)も初めて聞いたというのではないかと思います。そこが不思議な手話の世界!あなたを誘う手話サークルへようこそ。

(全日本ろうあ連盟というのは、数多くある聴覚障害者団体の1つです。歴史も古いです。)
(今は手話スクールという所もあります。手話サークルとは違うスタイルです。これに関する指針は確認されていません。そこは手話教授法を身につけたろう者が、受講生に手話を教えるスタイルです。ろう者がよく使う手話スタイルを受講生に伝授します。)
手話サークルの目的

手話学習を通して、ろうあ者問題を深めると共に、社会啓発を行うことにより、ろうあ者の基本的人権の擁護と社会参加を促進することを目的とすべきで具体的には下記の取り組みを行うことにあります。

a. 手話を正しく学習し、手話普及と社会的な認知を促進する。
b. ろうあ者の生活・文化・歴史等を正しく学び、その知識を社会に還元する。
c. ろうあ者を含めた障害者の生活・権利の制約を正しく把握し、それをなくすための活動を行う。

手話サークルの組織

手話サークルは、地域や職場、学校等で手話を学びたい健聴者の自主的組織であり、その運営・人事等は会員の合意を基本とすべきです。また、地域のろうあ者や他の障害者との交流、共同事業を通じ、障害者に対する正しい理解を広げる組織であります。最近の手話サークルの特徴は、地域・職場等の手話を学ぶ集団により結成され、一つの市町村に複数の手話サークルが誕生していることです。

これは、手話を地域の隅々まで広げ、ろうあ者の社会参加を促進する上で効果的でありますが、一方、手話サークル巻の連帯がなく、ろうあ者団体とも関係しないサークルも存在することになります。従って、都道府県・市町村レベルの連絡・協議機関を設置することにより、地域ろうあ団体との連絡を密にし効果的な活動ができるようにすることが望まれます。

手話サークルの活動

手話サークル活動は、「サークルの目的」で述べていることを具体化するためのものです。地域のろうあ団体に関係する代表的な活動を挙げると、例会を通じて手話・ろうあ問題の学習や聴覚障害者との交流があり、また、対外的にろうあ団体の事業への協力・手話通訳実践・手話講習会への協力等があります。これらの活動にあたって留意すべきことは、ろうあ団体との十分な協議と相互の組織間の合意です。善意からの出発であっても結果として、ろうあ者やろうあ団体の自主性や活動を低下させることのないように心していかねばなりません。また、手話サークル活動とろうあ団体活動の相互発展のためには、以前にもましてお互いの理解と円滑な協力関係が望まれています。そのためには問題を確認し、克服するための協議の場を数多く設定することが特に重要です。

ろうあ団体との係わり

手話サークルは、会員の合意による独自の幅広い活動を基本としつつも、手話サークルの存立理念からして、(財)全日本ろうあ連盟・地域ろうあ団体の運動をよく理解し、サークルの課題として取り組めるものは全員の意見を十分に反映させながら、連携活動ができるようにすべきです。

これを最後まで見たあなたは、手話サークルで手話の勉強をする気をなくしたのではないでしょうか?いえいえ、やる気が出た!というあなた、1年で持ちこたえられたら、相当な変わり者です。晴れて、手話サークルにいる変わり者たちの仲間入りです。

新潟市の手話サークルの話の続きです。

新潟市の聴覚障害者は何人ぐらいいるのでしょう。約1300人はいます。手話を言語として使用する方は約200人から300人前後です。その他の聴覚障害者は手話を使いません。どんな言語を使うのか?ってそりゃ日本語です。ドラマの影響で、聴覚障害者なら手話で通じるわけではございません。手話しか通じない聴覚障害者もいます。聴覚障害者は日本語を使いますが、聞き取りにくい声だったり、耳が不自由で日常生活に多少の支障があるだけです。それを除けば、普通の人です。ステレオタイプにあるような「いい人」は天然記念物だと思います。ワガママ、自己中心な障害者の方が多いもんです。手話サークルや要約筆記サークルへ行けば、あなたも分かります。(要約筆記サークルは後日、記事にしてみますね。)聴覚障害者の分類として、ろう者、ろうあ者、難聴者、中途失聴者、インテという言い方があります。いわゆる業界用語です。更にろうあ協会、難聴者、中途失聴の会、にいがた聴覚障害者支援研究会、市サ連、要約筆記サークル、手話サークル、通訳者の会などいくつかの団体があります。手話を学ぶ人は手話サークルか手話スクール、講習会だけでいいのですが、活動していると、いくつかの団体のメンバーに接遇してしまいます。なんとなく、誘われて、いつのまにか、その団体のメンバーになっていました。という人もいます。下手すれば、役員にもなったりします。

話を本題に戻しましょう。先ほども書きましたが、手話を言語として使う方(ろう者)はとても少ないです。逆に言えば「ろう」村社会が成り立ちやすいともいえます。いわゆる村社会の掟、慣習のようなものまでありますよ。その住民はろう村社会の評判を気にします。万が一、村八分にされたら、いろんな「ろう」の情報を得られるのが難しくなります。
ろう者は何よりもそれを恐れます。たった約200人だけの村から追放されるのを恐れています。ろう者として生きていけなくなるような感じですね。手話サークルはそうした事情を把握できるわけではありません。なんとなくですが、分かる事もあるという程度です。
ろう村社会と手話サークルは地域社会の窓口のようなものです。社会の接点の1つとして機能できているのは確かのようです。新潟市で約200人ぐらいのろう者で手話サークルに通うのはほんの一部です。20人前後もいればいいほうではないかと思います。なので、手話サークルは手話を教えてくれるろう者がいなくて困っているというサークルもあります。交通費と日当をあげれば、喜んで参加するろう者は多いと思いますが、手話のやり方を教えられる技量をもったろう者は少ないので、そういうわけはいきません。

新潟市のろう者の人数が仮に200人だとしたら、新潟市内の手話サークルのメンバーを合わせた方が、ろう者よりも多いかもしれません。但し、ろう者のように手話を使いこなせる方は少数派です。あとはなんとか通じるかも?という方が大半ですね。無理もありません。こうした事情を知るには、手話サークルで何年もいると分かるようになります。

(こうした事情は要約筆記サークルでも似たような話があります。)

新潟市の手話サークルで、「裏事情」です。

障害者に会員強要する障害者団体は、退会したいと申し込んでも、名前だけ、残して会費も払ってくれ!と言われる始末です。協会の担当者が、どうしても辞めないでくれ、せめて名前だけ残して会費だけは納めてほしい、って言いに来ます。当事者の辞めたい理由はどうでもよいのです。黙って金を払い、協会の活動に賛同すれば、良い会員なのです。担当者の言葉は一種の脅しにもなる言葉を使います。「みんな、入っている。お前だけ入らないなんでおかしい」、「障害者年金、運転免許の獲得は誰のお陰だ!お礼に会費を払え!」「手話サークルに通うなら、障害者団体の会員にならなければいけない!」など、いろんな事をいう方もいます。根拠のない話をよく使います。もし、そういう方に出会ってしまったら、ひたすら無視するしかありません。ある意味、障害者運動は「宗教」と似ています。

手話サークルの会員もいろいろな事情を抱えていたりします。手話を学ぼうとしたら、いきなりボランティアをしてくれ!とか、宗教の話をされたりします。手話を学ぶ場所(?)から勧誘の場所になっていたりもします。聴覚障害者団体の行事やらいろんな行事やら入ってきます。

以上は「新潟市の手話サークル」というページからの引用でした。

また、今回の内容と一部似たようなことをお聞きしたり、私も何か感じたりしたことは、今までの経験でもございます。

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