皆様、こんにちは。NPO法人ウィズユきたごよう副理事長です。
野菊のように生きる そして あなたを愛してる11 ~地域に生きるある婦人の物語~
今現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のためにNPO法人ウィズユきたごようの活動は自粛期間中です。ここで、平成時代に創設し、今も続くNPO法人ウィズユきたごようの初期のころのお話しと理事長の考え方なとについて何回かに分けてご紹介していきたいと思います。
【もう少し】
今の「生きがいデイサービス」、あそこやと、運動いうても大したこと出来へんから、もう少し広い所に行きたいなぁ、思てる。
たくさんのお母さんと、たくさんの子どもがいる。
北五葉は、私の宝物や。
せやから、踏まれても、踏まれても、野菊みたいに、ここで咲きたい。
私、ちょっと変わってるやろ?
どない思う?
そう、情が深い、言うてくれるん。
せやね、たくさんのお母さんと子どもに対する愛情。
そうかも知れへんね。
だから、「自分が生きてる間に何とかしたい」ゆうて思うんかも知れへんね。
まちづくりも同じ。町は生き物やから、育てなアカン。
役所の人にも、いつもそう言うてる。
地域は、開かれてないとアカン。
積極的に打って出て、絶対に引かない。
歌にあるやん、「三歩進んで二歩さがる」って。
私は、さがらへん。
さがらへんけど、一人では走られへん。
一緒に走ってくれる人が必要やねん。
そろそろ、ダーリンのご飯の支度があるから帰るわね。
そうそう、アンタ、今、何の仕事してるの?
男女共同参画?
うちの NPOの約款にも、それ、書いてあるよ。
何か一緒に出来たらエエね。
今度、近くに行ったら寄るわ。
まだまだ話すこと、あるんよ。
ほな、またね。
そう言って、近藤さんは、ダーリンの待つご自宅に、帰って行かれた。
近藤淑實さん、また、きっとお会いしましょう。
このシリーズはインターネットで
「野菊のように生きる そして あなたを愛してる ~地域に生きるある婦人の物語~」
を検索すると出てくる資料からの引用でした。
ここまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。