皆様、こんにちは。NPO法人ウィズユきたごよう副理事長です。
北五葉エコだよりNo.80が2021年11月に発行されました。
今回は【葛(クズ)と環境について】の記事内容についてご紹介させていただきます。
読者の皆さん、葛(クズ)という植物をご存知でしょうか?
その音から良質なデンプンが採れるので「吉野葛」としても有名ですね。
日本では、古くから「葛もち」や「葛キリ」などに加工され、重要な栄養源となってきました。
特に、女性に人気の「胡麻豆腐」は、葛から採れたデンプンを使っておいしく仕上げられています。
戦前の話ですが、アメリカの学者が日本の葛の繁殖力に目を付け、本国の土壌を改良しようと持ち帰ったのですが、しかし、葛が繁殖しすぎて他の植物を駆逐してしまう事態に陥ってしまいました。
今では、日本から持ち込まれた葛は「グリーンモンスター」と名付けられ、やっかいもの扱いになってしまってるという話は有名です。
一方、中国やアジア諸国では、環境問題を解決するための一つの手段として、繁殖力の高い葛からアルコールを生産する動きが始まっています。
同じ物でも人の捉え方の違いによって正義にも悪にもなってしまう良い例かも知れません。
ちなみに、西鈴蘭台でも葛を見ることができます。
写真は、西鈴駅の近くで撮ったものですが、まさに「グリーンモンスター」の名に恥じない状況になっています。
どこの場所から撮影したのかわかりますか?
散歩の際にでも探してみてください。
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