一緒に笑いたいねん

あじさい森林植物園たとえば飲み会の場で、みんなが外国語で談笑している。その言葉が自分だけわからないと、どんな気持ちになるだろう。
「(わたしのように)聞こえない人にとって通訳がないのは、それに似たようなものです」と、聴覚障害者自立センターLIC(兵庫県西宮市)のスタッフは言う。

障害者自立支援法による市町村の事業で、手話通訳やようやく筆記の派遣は行われている。だが公的機関、医療、教育など限られた場面にしか派遣されないことが多い。

LICは2012年10月から民間財団の助成を得て、京阪神地域の聴覚障害者を対象に、目的を限定しない無料の通訳派遣を始めた。宴会でも趣味の講座でもレジャーでもいい。公的派遣では無理な政治の関係もOKだ。

聞こえる人も聞こえない人も「一緒に笑いたいねん!」とLICのスタッフ達は呼び掛けている。必要最低限の通訳では、豊かな人間関係作りに足りないということだ。

言語は文化をつくる。日本手話は独自の言語と考えていい。韓国や台湾の人とは、相手の言葉を知らなくても、手話ならかなり通じるらしい。

関西では手話で「グリコ」と伝えるとき、道頓堀の広告のポーズをする。音声の替わりに形や動きを用いることで生まれる笑いも多いという。

コミュニケーションの機会が広がれば、聞こえる人にも、豊かさをもたらすに違いない。

という内容の新聞記事をLIC関係の方からいただきました。また、LIC関係の飲み会「カクテルパーティ」にも誘って頂きました。

都合を合わせて参加させて頂きたいと思っているところです。

スポンサードリンク