消えた年金問題with手話

消えた年金問題with手話

「まさか戦時中の年金記録が見つかるとは」。鹿児島県天城町の清水豊さん(83)=仮名=は地域での年金相談を機に、厚生年金の請求漏れが見つかった1人だ。

戦争末期、徴用で東京の軍需工場へ。約2年間、航空機の部品組立に汗を流したが、「働いてお金をもらう感覚はなかった。まして年金のことなんて・・・」。終戦とともに鹿児島県徳之島に戻り結婚。サトウキビと出稼ぎで生計を立て5女1男を育て上げる。苦しい生活だったが国民年金の保険料は納め続けた。

「消えた年金」問題が世間を騒がせた数年前、出稼ぎ時の厚生年金の記録漏れが気になった。「ただ、あちこちに聞いて調べるのは大変。そのままにしていた。」

転機は年金相談会のチラシだ。わずかな手掛かりでも請求漏れ年金の確認はできるという。相談すると出稼ぎの分ではなく、1944年7月から終戦までの13か月の加入記録が判明。清水さんの年金は年約5万5千円増え、支給開始時にさかのぼった未払い分約140万円も支払われることになった。

日本年金機構は2013年1月から、再確認を呼び掛けるキャンペーンを実施中だ。これまでの特定作業のデータから「高齢になるほど記録を確認できていない」として、年代の高い順に通知を送っている。日本年金機構のホームページでは、持ち主不明記録を検索できるサービスも始まった。

というニュースを知りました。

私が活動している手話関係でも2013年8月22日の木曜日には、神戸市役所で手話ができる社会保険労務士による無料年金相談を実施予定です。

手話を使うろう者や聴覚障害者の方々は入ってくる情報量が圧倒的に少ない為に請求漏れ年金があったとしても、解決の方法を知らない人もおられるかもしれません。「ひょっとしたら請求漏れの年金があるかもしれない」という方は、2013年8月22日に神戸市役所で手話ができる社会保険労務士がお待ちしています。

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