老いを生きる

皆様、こんにちは。NPO法人ウィズユきたごよう副理事長です。

NPO法人ウィズユきたごようニュース第76号が令和3年11月23日に発行されました。

今回は「~老いを生きる~」の記事内容についてご紹介させていただきます。

一つには、体の動きが鈍くなったこともあって、何をするにもスローになってきている。

でも、過去を振り返って「あの時はできたのに!」と未練がましく思うより「年を取ってきたからこそ見えてくるものもあるのでは…」と考えられるようになった。

例えば、もの忘れが多くなってきたが、いたずらに落ち込むのではなく、そのことによって自分が困らないように、他の人にも迷惑をかけないようにするには、今の私にはどんな方法があるのだろうかと考えるゆとりができてきた。

それに加えて、自分で何もかもしようとも思っても、もうそれはできない。

そういう状況になっていることを素直に受け入れて、周りの人にお願いするようになってきた。

その場合、頼まれた人が、やってあげようと思える頼み方を身に付けることが今の私には大切である。

毎日単調な生活を繰り返せること、そのことが、幸せなのである。

昨日できたのだから今日もやってみようとする、それを心がけて暮らしてはいるが、いつかは、昨日できたことが今日できなくなっても、それは仕方がない。

あきらめではなくて、素直に現実を受け入れることも身につけておかなくてはならない。

そういう暮しの中に思わぬいいこと、それは小さな事でも、私の心の中に温かさを灯してくれるものが身近にあることに気が付いてきた。

やはり、60代の老いと、70代の老いと、80代の老いとは違うのだ。

70代と一口に言っても人それぞれである。

それまでのその人の歴史というか、健康上の問題はもちろん、家族関係や経済も含めて道を歩いてきた。

けれども、逆に年をとってからの幸せもある。

そうした私の工夫と経験が少しでも仕事上何か役に立てば嬉しいです。

地域の人達とのかかわり方を大切にして頂ければ幸いです。

理事長 近藤淑實

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