ろう者と示談with手話

ろう者と示談with手話

ろう者の方が交通事故で車にはねられた場合、仮に裁判をすれば500万円以上もらうことができる場合でも、任意保険会社が提示してくる金額が5万円というようなケースもあります。そして当社の「任意保険基準は5万円」なのですが、もっと色を付けて7万円にします、というような誘い文句を言ってくるケースもあったようです。軽々しく示談に応じないで専門家、つまり任意保険会社との交渉に長けた弁護士などに相談することをおすすめします。今回の例のケースでは裁判で500万円保障されたとして弁護士の先生への報酬や裁判その他の費用などで200万円がとられたとしても、手元には300万円が残ります。一方軽々しく示談に応じた場合には5万円や10万円というようにより少ない額しか残りません。ただし、ろう者や聴覚障害者にはこういった情報もなかなかきちんと伝わっていないのが実情です。そのギャップを手話でうまく伝えることができたらよいのですが・・。実際に私自身が過去の話としてあるろう者の方から交通事故の被害者になったときのことをお聞きした時にも「この方は情報がうまく伝わっていないために損をされたのだなあ」という複雑な思いをしたこともございます。今回の件でもっと詳しく細かい話を知りたいろう者の方がおられましたら、いつでも私のところまでご連絡いただけたらと思います。

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